気持がよくわかる。この地域格差。 ≪地方出身者が東大に入学して・・・≫

思わず、最後まで真剣に読みました。

 

地方出身者が東大に入学して「絶望」 想像以上に大きい地域格差

http://news.livedoor.com/article/detail/14627657/

 

私も新潟県の小さな市で生まれ育ちました。

 

高校入試の選択は、市内にある2つの高校どちらか。

成績の半分から上はこちら。という感じでした。

 

そして高校生活は部活をして帰宅する毎日。

当時2~3年生のころ、カラオケボックスが流行り、友達と遊ぶところはカラオケ。

おしゃべりして何か食べて・・・をするなら、いわゆるジャスコ(今はイオン)風のショッピングセンターのフードコート。たまにカフェ風のところでパフェ食べる程度。

 

成績は上位の方でしたが(県内でレベルの高い高校とは言えません)、大学受験のための塾の存在は知らず。

市内にあったのかな?たぶんなかったと思います。

ただ、小学校6年生の時から英語塾には通わされていました。でも中学3年生で終了したと記憶しています。

 

とはいえ、我が家は、今となれば『進んでいて』と言えることが…。

私が小学生の時、ファミコンやその前のなんでしたっけ?手のひらサイズのゲーム。ポパイとか、オクトパスとかあった…あの手のゲームをクリスマスプレゼントにもらう前に、父親はパソコンを買ってきて、いつもゲームのプログラムを打ち込み、手作りパソコンゲームで遊ぶ私と弟でした。その点ではとても早くからパソコンを使っていました。あの頃は、なぜ初めがread と入力するのか意味すら分かりませんでしたが…。そして何かあるとゲームが止まってしまい、プログラミングを修正するという厄介な遊び時間でした。


高校3年生になり、国立大学受験するけど、塾や家庭教師という選択はなく(身近にない)、独学のみ。

数学・英語が得意でしたが、5教科まんべんなくの方だったので、国立大学を受験するのが当たり前で、私立大学は頭にないような状態でした。

教師になりたいわけでもない。数学は得意だけど理系に進んで何がその先にあるのか情報がなくてわからない。

結局無難な経済学部を受験し、新潟大学へ進学しました。

 

その時の選択肢のなさ、情報のなさ。

私の人生の中で、一つの大きな悔やみでもありました。

 

なので、その後就職してからは、やりたいことにチャレンジしてきました。

新潟大学経済学部卒業

都内の小さなアパレルの貿易会社(といえば聞こえがいい)就職。営業部所属。
都内営業店舗、チェーン店舗の売り上げなど事務の業務。

都内  新規立ち上げ出版社の新入社員に応募。営業配属。

同期売り上げNo.1

営業先を回るたびに、英語使えるようになりたいと思い、ロンドンへ語学留学へ

帰国して、添乗員の仕事へ

サンフランシスコに住む、娘がお腹の中に。

仕事作らなくちゃ!と米国公認会計士の勉強をして合格

娘誕生後、帰国となり(正確には帰国後、米国公認会計士の試験のため渡米・合格) 子育て100%

幼稚園に通いだしてから、マラソンを始め、そこから学んだ食事学で今の仕事を作り出している

もし、大学を選ぶ前に、もっと世の中の情報を知っていたら・・・。

どんな選択肢があるのか、幅広い目で見ることができたら・・・。

そう思ったことは何度もあります。

 

(回り道をしたからこそ今の私があると、思ってはいますが。)

 

だから、娘にはたくさんのことを経験させて、視野を広めたい。

なるべく情報や施設がそろっている都市で育てたい。

ずっとそう思っていました。

 

娘はサンフランシスコで生まれ、東京で1歳半まで。

その後3歳まで釧路市。それから今現在まで仙台。

 

その間、どれだけの海外旅行をさせたでしょうか。

世界を知ること。人種、生活スタイル、食、仕事、気候、貧困、清潔感、自然。
様々なものを自分の目で見て、感じてもらって、そして自分が何をしたいのか、できるのかを考えてもらいたいと思っていました。
仙台なら東北大もありますし、私立大学もあります。身近に存在を感じられます。
大きな図書館、博物館、水族館、動物園、遊園地、映画館はあたりまえ。

学びたければ塾もたくさんあります。

情報もたくさん得られ、本屋さんに行けば参考書はズラリと並んでいます。

頼まれて買いに行くと、探すのが大変なほどです。

私の高校時代と、娘の高校生活を比べ、この「地方出身者が東大に入学して・・・」を読んで、痛いほど気持ちがわかりました。
娘には可能性や幅を広げる環境作りをと思ってこれまでやってきて、今があります。
娘もしっかり先を見据えて高校3年生の生活に入りました。

大学がすべてではないけれど、この地域格差は本当に存在すると思います。

そして、大学がすべてではないけれど、この高校生活の間に、高い大学に合格しようと努力を積んでいる学生はやはり評価されるべきだと思います。

 

社会に出ると「学歴ではない」という方もいます。
私もそうとも思います。学歴だけではなく、何ができるかだと思います。

でも高校生生活において、寝る時間を削って、大学受験に立ち向かおうと頑張った人たちも、やはり評価されるべきだと思います。

 

なんだか長くなり、伝えたい方向がズレましたが、この地域格差、痛いほどわかります。

地方に住む小さな蕾が、大輪の花を咲かせることができるといいなと思いました。

 

 

 

走るソムリエ 堤 佳子