
またもや2008仙台国際ハーフマラソンの参加賞 ポンチョが大活躍となってしまったしろいし蔵王高原マラソン。
まさかの冷たい雨が降る大会となりました。
この会場は野営場を使うので、雨だと待避所がなくて困ります。
そしてグチャグチャの芝生エリアをスタート・ゴールなので、ひどくならないことを祈るばかり。
スタート前の整列も辛い時間。
今回は30回記念大会で千葉ちゃんが来ていました。
明るいトークで待ち時間を耐えれましたが、雨はつらいですね。
大事に取っておいた富士登山競走のビニール袋をついに使いましたよ。
途中で捨てるのはもったいないと思いましたが、仕方ない!
とスタート直前で袋を抜いていると、後ろから年上の女性が
「ねえねえ、それもったいないから、そこに縛り付けて置いたら」とゴールエリアを仕切っているテープを差しています。

なるほど!もしかしたらスタート直後に捨てられないかもしれない!期待をこめて結び付けました。
そしてスタート。
直後に10.5%勾配を下ります。
まだ肋骨が痛むので、下りは抑えて。
飛び出した女性がいましたので、焦りました。優勝できないかもしれない・・・。
でもきっと追いつける。追い越せる。
信じて肋骨大事に走りました。

その選択は賢く、1km下る前に追いつきました。息も上がっているようなので追い越して、女子先頭をその後ずっと走りました。
このコースは常にアップダウンしている10km。
そしてラストはこの10.5%を上るのです。
車で通ると大したことなく、富士登山に比べたら、他の激坂レースも何戦も出たし・・・とこの1年でいろいろチャレンジしたので、辛そうにみえませんでした。
でも10kmのスピードで戻ってきてのラスト1km区間にある激坂。足が進まなくなるほどなんです。
今年は前半の折り返しまでは攻めつつも肋骨の状態を確認しながら。
折り返してからはランナー友達とのエール交換でどんどんギアを入れていきました。
というか、寒くてトイレに行きたい思いで早くゴールしたかったのが本音です(笑)。
ラストの坂も暑くなかったからかな。今年はしっかり走れた気がします。
すれ違った男性ランナーからも「いい走りしていたね」と言っていただいたので、上りもパワフルに走れていたのだと思います。
でも、残念ながら2年前の自分の大会記録には13秒届かず、今年は大会記録更新はできませんでした。
5連覇は達成。
今年もいい音色のこけし風鈴をいただきました。
なぜか夏が終わったこの時期にこの副賞。
いままで4個は人にプレゼントしていましたが、昨年から自分の思い出にキープ。
意外といい音を出すので、飾ってみようかと思ったのです。一度の飾ってみていませんが(苦笑)
来年の夏こそは!
今年は田沢湖、一関とかぶったので、友達は少ないかなと思っていたのですが、久しぶりに会えた友達が多くうれしかったです。
そして「TVみました!」とか「いつも応援しています」と知らない方に名前を読んでいただき、雨の寒さも吹き飛ぶうれしい会場での時間でした。
いよいよ92勝。
年内カウントダウンが目標になりました。
これからは応援してくださる方に応えられるよう、1つずつ大切に走っていきたいと思います。
走るソムリエ 堤 佳子