
ごはん(白米)は血糖値を上げるから太るから食べない
という方もいるようです。
ごはんを抜けば痩せる・・・そうらしいですね。実際に抜いた経験のある方々は「すぐ体重落ちるよ」と教えてくれました。
「その時の体調はどうでしたか?フラフラしませんでしたか?」と尋ねると、
「フラフラでした」「力が入りませんでした」「気分のムラ、イライラなどがありました」というお答えをいただきます。
ごはんのような糖質を食べると血糖値があがりますが、その血糖が脳の唯一のエネルギー源です。
朝食を抜かしたり、ごはんなどの糖質類をカットしていると、脳にエネルギーが回ってきません。
体たんぱく質や体脂肪を燃やしてエネルギーにすることはできても、体脂肪だけが燃えてくれるなら良いですが、体たんぱく質を分解してエネルギーをつくりだしていては体がもろくなるばかりですよね。

またごはんをカットしている方の傾向として、甘いドリンクを飲んでいたり、スイーツを食べていたり、菓子パンをご飯代わりにしているようです。
私もパンが大好きで以前はパンだけで食事!それが楽しみ♪という頃がありました。
具がたくさんのったタルティーヌならまだしも、マフィン、ドーナツ、パイ、メロンパンなどは小麦粉と砂糖と脂の塊のようなものに思えます。
白米1膳と比較してみましょう。(食品成分表より)
①白米1膳(150g)
②デニッシュ1個
③ドーナツ2個
エネルギー ①252kcal ② 396kcal ③387kcal
たんぱく質 ①3.8g ②7.2g ③7.1g
脂質 ①0.5g ②20.7g ③20.4g
炭水化物 (糖質)① 55.7g ②45.1g ③43.8g
たんぱく質は菓子パンの方が多いようですが(小麦たんぱくによるものでしょうか)、ごはんを食べればおかずに肉・魚・卵・大豆製品などが付きますよね。
むしろ菓子パンの方がそれだけで食事終了としてしまう傾向があります。
ごはんの糖質だけを気にしているより、菓子パン類の脂質の多さも気を付けなくてはなりませんし、糖質もそんなに差がないのです。
またごはんはおかずとの組み合わせ次第で、食べ方を気を付ければ血糖値を緩やかに上昇させることが可能ですし、腹持ちもよく間食を防ぐことも可能です。
菓子パン類に含まれる砂糖や小麦粉は、むしろ食欲を増進させたり中毒にさせてしまい、「もう1個、もう1個」と食べるのを止められなくしてしまうのです。
小麦粉の中毒性についてはまた次回ブログに書くことにして、今回はごはんを食べよう!ということで、
パン好きだった私も今では「お腹すいたらごはんを炊こう!」という毎日です。
ごはんを食べるときは何かをかけて(味をつけて)食べたくなりますね。
私の場合は塩糀。
黒ばら海苔、黒すりごま、アマニオイルなどなど。
栄養豊富なものと一緒に食べています。
目的は味恋しさですが、これらは食物繊維があったり、脂質があるのでごはんの血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
そのうえ、私は炊きあがりのホカホカごはんが食べられないので、必ず冷めてからなんです(笑)
冷やごはんしか食べられないのです。
おかげでレジスタントスターチの働きの恩恵を受けることができているようです。
さあ、ごはんを食べずにパンや甘いもので代用している方!
今日からごはんを食べましょう!
続ければ肌荒れや体の不調も改善されますよ。
ごはん大好きで三食炭水化物オンリーの方は、野菜や果物もたくさん摂りましょうね。
食事はバランスが大切です。
麺も炭水化物ですが、麺類だけのメニューだと野菜不足になりますので、そちらもご注意ください。
やっぱりごはんが一番ですよ☆
一汁三菜が理に叶っています。
走るソムリエ 堤 佳子