名古屋ウィメンズ 2時間59分29秒

2015年度、サブスリーのラストチャンスのフルマラソン。

東京マラソン渋谷・表参道ウィメンズ、と続く3連戦は無謀だと思いました。

娘の卒業式後、そのままの服装で(特に靴が・・・この後足を痛める原因に・・・)名古屋に行き、エリート受け付け。

 

3週連続大きなボストンバッグとザックを背負って移動をする3日間。

腰もボロボロでした。

そこまでして走る?と言われそうですが、私も悩みました。名古屋に出ることを。

相談したみなさんのお答えは「出た方がいい!頑張る姿を見せる方がいい!」と。

 

たくさんの後押しをいただき走ることにしました。

新潟からフットワークの軽い両親も留守番に来てくれました。

 

毎年娘の誕生日前後に重なるこの大会。

過去には誕生日の日もありました。

それでも娘は「ママは走ったほうがいい。」と小学生の時からそういってくれていました。

 

そんな周りの理解とハードなスケジュールをこなせる体のおかげで、あっという間の名古屋遠征。

 

タイムはギリギリの2時間59分29秒(ネット25秒)。

何とか2015年度もサブスリーの記録を出すことができました。

 

今年のエリートは3時間以内ということで、選手も150名弱。控室もガラガラでした。

 

アップエリアも楽々ランラン。トイレも待たずに使用。ストレス全くなし。

いつものように友達と笑い、おしゃべり止まらずにいるとあっという間のスタート。

「2時間59分59秒でもいいから3時間を切ろう!」と誓い合って走りだしました。

 

スタート直後上空カメラに向かって手を振って走っているのは私とその隣の友達だけです(エリート部門の中で)。

「速いね!これは速すぎだね。4分10秒切るペースだね。」なんて言いながら、私はペースを落として自分のリズムに。

友達はそう言いながらしっかり着いて行ってすぐに間が空いてしまいました。

2週間前の東京マラソンではサブスリーのペーサーの4分13秒が辛く、20秒切るのも大変なほど身体が重かったのですが、名古屋では13秒でも辛くはなく「今日はしっかり刻めばいける!」と思える出だしの数キロでした。大阪国際や東京マラソンでは初めの1~3kmがすでに長く感じていましたから。

 

落ち着いていこうと決め、風が多少あっても集団がなくてもペースは自分で刻みました。

スタート~5km      21:11

~10km          21:01        42:12

~15km          21:27      1:03:39

~20km          21:22      1:25:01

~25km          21:17      1:46:18

~30km          21:25      2:07:43

~35km          21:30      2:29:13

~40km          21:05      2:50:18

~ゴール           9:11      2:59:29

10~15kmの微妙な上りで毎年やや疲れが出てきて、15~25km区間はその疲れをどう走るかの場所。今年も多少疲れがでましたが、例年よりは身体も動きお楽しみにしていたスペシャルドリンクで元気に刻みました。

26km辺りでしょうか、トップが34km辺りの坂を上りきったところですれ違い、日本人争いが面白くなっていることを知りました。

毎回この後の30km過ぎの折り返しまでともどってきて上り坂にさしかかる33km過ぎまでが、とても長くつらく感じます。

30km地点でサブスリー目標から13秒遅れ。

まずい!このまま落ちていったら・・・。

でも今あげてしまって上り坂から自滅するのは避けたい・・・まずはキープしようという作戦。

すれ違うランナー友達に声をかけてもらったり、こちらから見つければ声をかけたりしながら、上り坂まで。

今回で7回目の名古屋を走りましたが、年々この坂が楽に感じられるようになりました。

名古屋国際女子マラソンの頃は壁に感じていましたから(苦笑)。あの大会は前半飛ばさないと18.6kmの関門が厳しかったのです。当時3時間7分の私には前半から頑張っておかないとゴールできなくなる可能性が高い大会でした。だから壁になっていたのです。

そんな懐かしいことを思い出しながら上りきった後は、「間に合うか?いや無理か?」の自問自答。

35km地点で28秒遅れ。

ここからペースを上げて、28秒オーバーしている分も速く走れるのだろうか?と思いましたが、「ここでサブスリーのがしたら、来年の名古屋が走れなくなる~」と一気に上げました。

それまで4分20秒近くになっていたペースを、4分9秒ぐらいまであげてその勢いでゴールまで。

途中起伏により4分15秒程度になる区間もありましたが、4分10秒で行く気持ちで走りました。

39km過ぎから足も痛くなりましたが、間に合わないのだけは嫌だ~の気持ちで走る走る。

友達も「すごい追い上げ!」と思ったらしく、これについて行けば間に合う~と必死で着いてきたそうです。

沿道のみなさんは38km辺りから「サブスリーおめでとう!」の声も多くなりましたが、私は「まだまだ何があるか分からないよ~。40km通過もギリギリになりそうだよ~」と思いながら走っていました。

40km通過も2時間50分切っていませんから、あと2.195kmを9分前半でまとめなくてはなりません。

「お腹痛くならないで~!痙攣しないで~!」それだけを祈りながら。

41km地点で写真を撮ってくれた方も「サブスリー復活おめでとう!」と声援を送ってくれましたが、走っている本人はまだ安心できませんでした。

ナゴヤドームの周り、ドーム内の柔らかいマットで足を取られることも分かっているので、気の抜けないラスト。

ようやくゴールと掲示板が見えて確信が持てた時、ホッとできました。

 

「これであと2年は名古屋走れる~♪」ゴール後の第一声!

「ありがとう!おかげで間に合ったよ~」と友達たちとおしゃべりが絶えません。

もう少し余裕をもってサブスリーしたいですが、こういうギリギリ体験もよい経験です。

 

パーティーでは渦中の会長の話が長くて参りましたが、来年のティファニーのデザインもまた発表され、ようやく乾杯☆

選手が少ないので豪華な食事も争奪戦にならず、落ち着いて食べることができました♪

優勝選手や活躍した日本人選手との写真撮影やサインも、今回は長蛇の列にならず楽々。

毎回優勝者のサインや引退する選手のサインをもらうようにしていましたが、今回は迷わず野口みずきさんに。

何度もいただいていますが、もしかしたらマラソン最後かも・・・と思ってすぐにサインをいただきました。

 

食事もたくさん食べて、ワインも飲んで、恒例のステージ写真も撮って。最後まで楽しみました♪

また1年頑張って、この場に戻ってこよう!ランナーはみんなパワフル☆ 

 

走るソムリエ 堤 佳子