野菜ソムリエおもてなしツアー

国連防災世界会議が仙台で開催されています。世界各国、そして日本からもたくさんの方が仙台に。
せっかくだから宮城を知ってもらおうと野菜ソムリエとしておもてなしを♪ということで、ツアーが作られました。

私は通訳代わりに参加しました。

ニュージーランドからラジオ・新聞記者のTylerさんがご参加くださったのです。
彼の言っていることはほとんどわかるのですが、同じように伝えられない情けなさ。

英語力は永遠の課題です。

まずは東松島市にある海苔生産工場を視察。こちらは海岸沿いにあります。震災後再建した工場です。海苔の製造のため、あえて周りには何もない(まだ震災後のままの)海の目の前です。

海苔の製造過程には10台以上の機械が並びます。

全ての行程を経て、成形・乾燥して出来上がります。

出来立ての海苔。噛みごたえがあります。

厚みもあり1枚で満足するほどです。

続いては石巻市のイチゴのハウスへ。こちらは被災された農家さんが集まってトマトやイチゴなどをハウスで栽培されているところです。

まずは「もういっこ」のハウスへ。イチゴが気持ちよく育つような温度。外気がとても寒い日でしたので、私たちの体もホッとする温かさ。

続いては「とちおとめ」のハウスへ。

採れたてをいただきました。

ガブリ!ジューシー☆
甘味と酸味も最高です。

イチゴはこのヘタがピンと立っているのが新鮮です。自分で採っているのですから立っていて当たり前ですが(笑)


「とちおとめ」は粒が小さくなってきて(現在2番花の実、3番花が咲いています)、収穫・箱詰めが大変だそうです。やはり大粒の方が手間が省けますよね。
でも「とちおとめ」は根強い人気なのだそうです。高地栽培で生産者さんの肉体的な疲労は軽減されていると思いますが、苦労あっての商品なのですね。

お楽しみのランチは・・・

石巻飯野川発「サバだしラーメン」

サバだしラーメンの3か条があり、①サバのアラでだしを取ったもの②トッピングに必ずサバを入れる③サバの豊かな風味を楽しむ なのだそう。

これは石巻専修大学と地域が共同開発したもので、提供店が5店舗です。

私たちは食事処きかくさんにて。


スープにはサバの出汁がきいていて、トッピングにはサバのつみれが!

そしてこちらにはきかくさん40年の秘伝のタレが乗ったミニかつ丼付き!

カツの厚みと肉のジューシーさも素晴らしい上、このソース!確かにサバ出汁も効いています。そして甘くてしょっぱい味、まるでザラメせんべいを食べているかのようなタレがかかったご飯が止まりません。


実は私は揚げ物とサバは食べれないのですが、さすがに皆さんの手前上残せません。頑張りました。食べれました。


食事処きかくさんは店構えも昭和な感じ200%なのですが、中も素晴らしいです。

テーブル、いすが何ともいえません。
小さなちゃぶ台の和式もあります。

この感じがたまりません。


Tylerさんも上手に箸を使いながら食べていましたよ。やはり肉食なのでかつ丼を喜んでいました。ラーメンも美味しい!と。

そしてこちらはワカメ餃子。

中にはワカメとタケノコ入り。少量のひき肉も入っています。タケノコの食感がコリコリ美味しヘルシーな餃子でした。


お腹が満腹になったところで、いよいよ南三陸へ。

まずは戸倉中学校。

高台にあるこの中学校。みなさんこちらへ避難したのに、なんと津波が陸へ押し寄せてからこちらまで上がってきて、なんと1階の天井まで。津波がくる~と近くの丘へ登った方は助かったようですが、グラウンドへ車で逃げてきた方は・・・。

こんなに高台なのに、津波が上がってくるなんて誰が予想したでしょうか?旨が痛くなる思いです。

Tylerさんにどこまで私の英語力で伝えられたか・・・。伝えることに夢中で写真を撮るのを忘れました。いただいた写真です。

そして防災庁舎。

Tylerさんと一緒に線香を。

この屋上まで襲った津波。

鉄柱にしがみついた方のみが残ることができた場所。何度訪れても胸が痛みます。


この庁舎は20年保存されることが決まったようですが、心痛む方もいると思いますが私はやはりメモリアルとして残すべきではないかと思います。忘れないために。

周りはかなり土上げされていて、以前来た時とはかなり様子が変わりました。

ここでもつたない通訳に徹したため写真はほとんどありません。


最後は南三陸さんさん商店街へ。

復興商店街です。

関西からきた高校生が盛り上げようと楽しいブースを作っていました。早速Tylerさんに体験してもらいました。けん玉、大きな旗にメッセージ書き、そして最愛なる方への感謝のメッセージ。私も娘へ書きました。震災の日が誕生日になってしまった娘へ。あえてこの場から。

時間に追われたせわしいツアーとなりましたが、Tylerさんも地元の人に触れまた現地を見ることができて満足してくださったようです。
彼は2週間前から日本入りし、一関から気仙沼へ電車で入り、三陸を南下して石巻で数日間滞在したようです。

ニュージーランドでもクライストチャーチで地震がありました。その復興のためにも、こちらの東北の復興を学びたかったようです。
どこまで力になることができたか・・・私の英語力さえもっと高ければ伝えられたことがたくさんだったと思います。
それでも一人の野菜ソムリエとして、食も含めた現地の復興の様子をお伝えする役割ができたのでしたら光栄です。


今後も自分の立場からできることを続けていきたいと思います。